コッツ式ゆるゆる

参考にも何にもならないぞ、それでも見るのか

座談会に飽きた

 タイトル通りです。

 

就活生がこんなこと言うべきではないかもしれないのだけど、座談会に飽きた。

正確に言うと座談会の就活生のテンプレと化した質問に飽きた。

 

「先輩社員さんは就活をどんな軸でされてました?」

うっせーよ、お前は面接官か、あわよくば他人の軸を引用しようとしてるのか

「先輩社員さんは今後どのように成長していきたいんですか?」

うっせーわ、お前は面接官か

「なぜこの会社に入られたんですか?」

知るかよ、実際何割かは本命に蹴られたから入社した社員もいるだろうよ

「どんなときにやりがいを感じますか?」

やりがいなんて人それぞれだしお前がそれ聴いて何になるんだよ

 

 

こんな感じです、私の座談会へのいらつきは。

それに座談会の何が茶番かと言えば、おおよそほとんどの座談会には人事も出席しているので社員は下手なこと言えないということ。

一度「やりがいはお金だよ、それ以外ある?」なんて言った男前な社員がいたけど、あれほどついていきたいと思わせてくれる人間はいなかったなあ。

 

 

ということで私も含めて就活生はクソの肥溜めみたいなことを座談会で聴くことをやめようぜ、もっと有意義なことあるじゃんか。

男なら「合コンとかあります?」とかさぁ、入社したら意外と大事なのはそこなのよね。「寮は部屋ごとに風呂ついてますか」とかさ、あるじゃんそういうの。

 

 

 

「宇宙よりも遠い場所」が染みる

今日も祈られた。

 

何が「今後のあなたの活躍をお祈りしてます」だ、何十~何百人の人間に対してこの言葉が使われてるとすると、人事というのはたいへんな「お祈りビッチ」である。しかし、合否の連絡を入れてこない人事よりは幾分かマシである。いわばビッチ・ネカマ論争である。

面接で祈られるのは自己否定された気がする、まあこのブログの作者は大学生活を引きこもり山椒魚のように過ごしてきたので仕方ないとも言えないが。

イヤホンから聞こえる「生まれたところや皮膚や目の色で 一体この僕の何が分かるというのだろう」という甲本ヒロトの叫びが私の胸を貫く。

 

 

そして祈られた私の心は「宇宙よりも遠い場所」に救われる。

この物語を見るたび私の心は感情は抉られる。気づけば泣いているし笑っている。

自分には出来ないと思っていることを出来るんだ、と思わせる作品にこれ以前に私は会ったことがない。ついでを言うと就活をしつつ「車輪の下」を読んでいたので私の気持ちは常に憂鬱をアルコールで薄めているような気分だった。

 

しかしある日この作品を見た。その日はわざわざ東京へ面接しにいき、その日のうちにお祈りを喰らうという私の就活史史上最速お祈りを更新した日だった。

ホテルでうんざりしながらテキトーにアニメを見ようとした。よりもいは当時名前で避けていて、まったく見ていなかったが、その時間帯で放送していたアニメはそれだけだったので仕方なく見た。

最終回だった。まったく話が分からない。なのに引き込まれる。気付いたらオーロラと母からのメールのシーンで背筋がゾクゾクとして、そして当時全く知らなかっためぐっちゃんの北極からのメッセージのシーンでボロ泣きしていた。話を全く知らないはずなのに。彼女たちがここまで来た理由とか、キャラの性格も知らないのに。気持ち悪い奴め。

 

そして引き込まれるようにして全話を見る。Amazon Primeに入っていて良かったと思えたのはチアフルーツを見れたとき以降だ。

自分の今季の好きなアニメの順位が変わった。今期は三ツ星カラーズゆるキャン△の二強だなぁって思っていたらエグイのが来た。

これは少女たちが挫折を乗り越える物語であり、一歩踏み出す物語であるのだ。

 

 

お祈りされまくってる今は軽く死ねる気持ちなんだけど。

お祈りした人間にさ、いつか ざまあみろ! って言いたいよな。

だから私はまだ頑張るよ。

 

 

 

P.S.就活関係で思い出したんですけど、なんで人材サービスの企業のCMってこうセンスなかったり労働者をなめたCMばかり作るんですかね、もう少しジョージアのCMを見習ってほしい。